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【資格】ITストラテジスト試験に一発で合格するコツとは?

こんにちは。Ryuです。

ビジネスマン
ビジネスマン

ITストラテジストってどういう資格なの?

ビジネス<br>ウーマン
ビジネス
ウーマン

ITストラテジスト試験に受かる気がしないよ

なんか効率的な勉強方法ないの。。。

こんな悩みに答えます。

この記事を読めば最短距離でITストラテジスト試験に合格することができます。 

ITストラテジストって何?

ITストラテジストとは、システム開発の超上流であるグランドデザインフェーズや事業計画フェーズの段階から参画して、経営戦略を考える上でITをどう使っていくかの戦略策定を主導する戦略家です。

また、ITストラテジストは経営とIT をデザインできる人材で、企業全体とビジネス環境を俯瞰して戦略を立て、ITを活用した事業計画、業務改善計画などを策定することができる総合力が問われます。

 

プロジェクトマネージャ試験(ST試験)とは?

ITストラテジスト試験とは、IT資格である情報処理技術者試験の内の1つで、情報処理推進機構IPA)が主催している試験です。

ITコンサルタントや顧客とITについて検討するSEなど、すべての人が対象です。

以下、その情報処理推進機構のホームページから説明します。

 

対象者象

高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステム・IoTを利用したシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html

最近、人材市場から需要が高い高度IT人材のための資格です。

転職でかなり効果があることは言うまでもありませんね。

 

業務と役割

ITを活用した事業革新、業務改革、革新的製品・サービス開発を企画・推進又は支援する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。

1、業種ごとの事業特性を踏まえて、経営戦略の実現に向けたITを活用した事業戦略を策定し、実施結果を評価する。

2、業種ごとの事業特性を踏まえて、事業戦略の実現に向けた情報システム戦略と全体システム化計画を策定し、実施結果を評価する。

3、情報システム戦略の実現に向けて、個別システム化構想・計画を策定し、実施結果を評価する。

4、情報システム戦略の実現に向けて、事業ごとの前提や制約を考慮して、複数の個別案件からなる改革プログラムの実行を管理する。

5、組込みシステム・IoTを利用したシステムの開発戦略を策定するとともに、開発・製造・保守などにわたるライフサイクルを統括する。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html

期待する技術水準

事業企画、業務改革推進、情報化企画、製品・サービス企画などの部門において、ITを活用した基本戦略の策定・提案・推進を遂行するため、次の知識・実践能力が要求される。

1、事業環境分析、IT動向分析、ビジネスモデル策定への助言を行い、事業戦略を策定できる。また、事業戦略の達成度を評価し、経営者にフィードバックできる。

2、対象となる事業・業務環境の調査・分析を行い、情報システム戦略や全体システム化計画を策定できる。また、情報システム戦略や全体システム化計画を評価できる。

3、対象となる事業・業務環境の調査・分析を行い、全体システム化計画に基づいて個別システム化構想・計画を策定し、適切な個別システムを調達できる。また、システム化構想・計画の実施結果を評価できる。

4、情報システム戦略や改革プログラム実施の前提条件を理解し、情報システム戦略実現のモニタリングとコントロールができる。また、情報セキュリティリスクや情報システム戦略実現上のリスクについて、原因分析、対策策定、対策の実施などができる。

5、新たな組込みシステム・IoTを利用したシステムの開発に関し、関連技術動向及び適用可能性、社会的制約・要請、知的財産などの分析結果に基づき、競争力のあるシステムを企画するとともに、付加価値、拡張性、柔軟性などを踏まえ、その展開戦略や開発戦略を策定・推進できる。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html

 

試験時期

毎年10月第3日曜日

 

試験内容

ITストラテジスト試験(ST試験)は、下記の4つの試験に分かれます。

午前Ⅰ:4択問題30問。内容は、全般的なITの知識を問うもので、応用情報試験の内容と同じです。

午前Ⅱ:4択問題25問。内容は、ITストラテジストの知識中心に出題されます。

午後Ⅰ:記述式の文章問題を4問中2問解答。ITストラテジストに関する文章読解問題です。

午後Ⅱ:3000字程度の論述問題を3問中1問解答。ITストラテジストのケース論述問題です。

  

確実に受かる!ITストラテジスト試験の効率の良い勉強法とは?

それでは早速、午前Ⅰから順番に合格するための勉強法を紹介していきます。

勉強時間の目安として、

IT知識やITコンサル経験豊富な方は1ヶ月

IT知識やITコンサル経験に自信のない方でも2〜3ヶ月の勉強で十分合格できます。

初めに言っておきますが、全てに通じる勉強法は繰り返し解くことです。

流し読みでもいいので何度も繰り返しましょう。

午前Ⅰ

午前Ⅰは応用情報技術者試験と出る問題は同じです。

8割〜9割は過去問題を流用して再出題しているので過去問をひたすら解きましょう。

そのため、ネットでできる過去問練習サイトである「応用情報試験過去問道場」で何度も何度も練習しましょう。

応用情報試験過去問道場の画像下部にある「★おすすめ」ボタンを押すと

直近2回を除く5年分を選択して問題を練習することができます。

この5年分を10回程繰り返し解いて(特に試験前の1週間)、問題と解説を覚えるくらいやれば合格点である6割は余裕で取れます。

スマホでも解くことができるので、ブックマークに登録してスキマ時間でもできます。

午後の試験に集中するためにここは効率的に済ませましょう。

 

午後Ⅱ

午後ⅡはST試験の中で一番簡単に合格点が取れます。

対策方法は基本的には午後Ⅰと同じです。

午後Ⅱも8割〜9割は過去問題を流用して再出題しているので過去問をひたすら解きましょう。

こちらも、ネットで過去問が解ける「応用情報試験過去問道場」を使います。

画像中央部の「分野を指定して出題」を選択してストラテジ系に絞って問題を解きましょう。

こちらに関しては、問題数が少ないので全年度分解き、解説を読んで解答を暗記するまで繰り返し行いましょう。

 

午後Ⅰ

午後ⅠはITストラテジストに関する文章読解問題です。

ITストラテジストが問題に対応している様子を文章題にして出題しています。

問題例としては、「工場内の問題を早期に把握するために何を行うか」とか、「熟練作業者が不具合品防止のためにタブレット端末に入力すべきことは何か」などです。

【対策法】

①広田 航二 (著)の「ITストラテジスト」という参考書を3周読書感覚で読む

→名著なのでこれだけでもだいぶ合格に近づきます。

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②基礎知識や解き方をざっくりと理解します。

③時間に合わせてできるだけ多くの過去問を公式サイトからダウンロード。問題を2回読んで、解いて理解する。

→実践あるのみです。

【テクニック】

①マーキング読み:問題文を読んでキーポイントになりそうなところをマーキングする。

具体的には、ネガティブな表現、曖昧表現、経営方針、並列関係、IT知識関連表現

②設問を分解し、分析する。

→問題文での対応箇所、直接的に設問で要求している箇所、制約条件

③キーポイントを文章中から探す

→分解した部分ごとにマーキングし、必要に応じてグルーピングする

 

午後Ⅱ

午後ⅡはITストラテジストのケース論述問題です。

設問1つに対して、3つ小問があります。

設問アはIT戦略策定した企業の概要や事業特性、実現すべきビジネスモデル、

設問イはどのようIT戦略策定したか、

設問ウ何を経営層に進言したか、経営層からの評価・改善点

というのがほとんどのパターンです。

問題を簡単に言い換えると例えば、「事業目標を達成するためのIT戦略」とか、「IT導入の投資効果の評価」とかです。

この論文は経験に基づいていてもいいし、空想のストーリーで記述しても構いません。

また、全部で約3000字くらいの論文を書くので、PC作業に慣れてしまった私は手が驚くほど疲れました。。そこらへんも含めて1回は練習してみるといいでしょう。

【対策法】

①岡山 昌二 (著)の「ITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集」(アイテック)という参考書を2周しましょう。

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②論文のテンプレートを作成する。

③テンプレートをもとに過去問の各論文テーマについて解答を構成する、1〜3問は実際に書く。

【テクニック】

①設問文を分解:論文の章タイトルと節タイトルを抽出する

②問題文を読み、①で作成した節タイトルに対応するキーワードを探す

③キーワードと自分で用意したテンプレートを基に項タイトルとメモを追記してストーリーを作成

④節・項タイトルとメモを基に各節・項の内容を論述し、論文を完成させる。

 

まとめ

この記事の手順をそのまま実践するだけで合格することができます!

ITストラテジストは顧客にアピールできるだけでなく、勉強しがいのある資格だと思います。

物事を俯瞰してビジネスを考えるきっかけとしての考え方を勉強できる資格なので、

この記事を参考にして積極的に挑戦してみてください。