【資格】プロジェクトマネージャー試験に一発合格するコツとは?
こんにちは。Ryuです。
プロジェクトマネージャーってどういう資格なの?
ウーマン
プロジェクトマネージャー試験に受かる気がしないよ
なんか効率的な勉強方法ないの。。。
こんな悩みに答えます。
この記事を読めば最短距離でプロジェクトマネージャー試験に合格することができます。
プロジェクトマネージャーって何?
プロジェクトマネージャーとは、いわば「プロジェクトの成功請負人」です。
プロジェクト(期限が決まっている案件)全体の進捗を管理し、
①プロジェクトで求められている成果物の品質(Quality)が想定どおりか
②契約した予算(Cost)の内に収まって利益が出ているか
③決められた期限・納期(Delivery)で終了するか
に対して最終的な責任を持つ役職です。
プロジェクト全体を見通した上で意思決定を行い、経営陣にプロジェクトの状況を伝え、必要に応じてヘルプを求め、プロジェクトを成功に導くまでが仕事となります。
プロジェクトマネージャー試験(PM試験)とは?
プロジェクトマネージャー試験とは、IT資格である情報処理技術者試験の内の1つで、情報処理推進機構(IPA)が主催している試験です。
以下、その情報処理推進機構のホームページから説明します。
対象者象
高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの目標の達成に向けて、責任をもって、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、予算、スケジュール、品質などの計画に基づいてプロジェクトを実行・管理する者
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html
最近、人材市場から需要が高い高度IT人材のための資格です。
転職でかなり効果があることは言うまでもありませんね。
業務と役割
情報システム又は組込みシステムのシステム開発プロジェクトの目標を達成するために、責任者として当該プロジェクトを計画、実行、管理する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。
1,必要に応じて、個別システム化構想・計画の策定を支援し、策定された個別システム化構想・計画に基づいて、当該プロジェクトをマネジメントする方法をプロジェクト全体計画として作成する。
2,必要となる要員や資源を確保し、プロジェクト組織を定義する。
3,スコープ・予算・スケジュール・品質・リスクなどを管理して、プロジェクトを円滑にマネジメントする。進捗状況を把握し、問題や将来見込まれる課題を早期に把握・認識し、適切な対策・対応を実施する。
4,プロジェクトのステークホルダに、適宜、プロジェクト全体計画、進捗状況、課題と対応策などを報告し、支援・協力を得て、プロジェクトを円滑にマネジメントする。
5,プロジェクトフェーズの区切り及び全体の終了時、又は必要に応じて適宜、プロジェクトの計画と実績を分析・評価し、プロジェクトのその後のマネジメントに反映するとともに、ほかのプロジェクトの参考に資する。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html
期待する技術水準
プロジェクトマネージャの業務と役割を円滑に遂行するため、次の知識・実践能力が要求される。
1,組織戦略及びシステム全般に関する基本的な事項を理解している。
2,個別システム化構想・計画及びステークホルダの期待を正しく認識し、実行可能なプロジェクト全体計画を作成できる。
3,前提・制約の中で、変化に適応して、プロジェクトの目標を確実に達成できる。
4,スコープ・要員・資源・予算・スケジュール・品質・リスクなどを管理し、プロジェクトチームの全体意識を統一して、プロジェクトをマネジメントできる。
5,プロジェクトの進捗状況や将来見込まれるリスクを早期に把握し、変更を管理して、適切に対応できる。
6,プロジェクトの計画・実績を適切に分析・評価できる。また、その結果をプロジェクトのその後のマネジメントに活用できるとともに、ほかのプロジェクトの参考に資することができる。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html
試験時期
毎年4月の第3日曜日
試験内容
プロジェクトマネージャー試験(PM試験)は、下記の4つの試験に分かれます。
午前Ⅰ:4択問題30問。内容は、全般的なITの知識を問うもので、応用情報試験の内容と同じです。
午前Ⅱ:4択問題25問。内容は、プロジェクトマネージャーの知識中心に出題されます。
午後Ⅰ:記述式の文章問題を3問中2問解答。プロジェクトマネジメントに関する文章読解問題です。
午後Ⅱ:3000字程度の論述問題を2問中1問解答。プロジェクトマネージャーのケース論述問題です。
絶対受かる!プロジェクトマネージャー試験の超効率的な勉強法とは?
それでは早速、午前Ⅰから順番に合格するための勉強法を紹介していきます。
勉強時間の目安として、
IT知識やPM経験豊富な方は1ヶ月、
IT知識やPM経験に自信のない方でも2〜3ヶ月の勉強で十分合格できます。
初めに言っておきますが、全てに通じる勉強法は繰り返し解くことです。
流し読みでもいいので何度も繰り返しましょう。
午前Ⅰ
午前Ⅰは応用情報技術者試験と出る問題は同じです。
8割〜9割は過去問題を流用して再出題しているので過去問をひたすら解きましょう。
そのため、ネットでできる過去問練習サイトである「応用情報試験過去問道場」で何度も何度も練習しましょう。
応用情報試験過去問道場の画像下部にある「★おすすめ」ボタンを押すと
直近2回を除く5年分を選択して問題を練習することができます。
この5年分を10回程繰り返し解いて(特に試験前の1週間)、問題と解説を覚えるくらいやれば合格点である6割は余裕で取れます。
スマホでも解くことができるので、ブックマークに登録してスキマ時間でもできます。
午後の試験に集中するためにここは効率的に済ませましょう。
午後Ⅱ
午後ⅡはPM試験の中で一番簡単に合格点が取れます。
対策方法は基本的には午後Ⅰと同じです。
午後Ⅱも8割〜9割は過去問題を流用して再出題しているので過去問をひたすら解きましょう。
その際は、ネットで過去問が解ける「プロジェクトマネージャー試験過去問道場」を使います。
こちらに関しては、問題数が少ないので全年度分解き、解説を読んで解答を暗記するまで繰り返し行いましょう。
午後Ⅰ
午後Ⅰはプロジェクトマネジメントに関する文章読解問題です。
プロジェクトマネージャーが問題に対応している様子を文章題にして出題しています。
問題例としては、「プロジェクトマネージャーが解決策を全員で議論し、合意した理由は何か」とか、「合意された基本原則を明文化して共有した理由は何か」などです。
【対策法】
①三好 康之 (著)の「プロジェクトマネージャ」(翔泳社)という参考書を3周読書感覚で読む。
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②基礎知識や解き方をざっくりと理解します。
③時間に合わせてできるだけ多くの過去問を公式サイトからダウンロード。問題を2回読んで、解いて理解する。
【テクニック】
①基本的に解答を一意に決定する記述は、その段落以前に存在します。設問から先に読み、文章の中で解答を見つける。
②主語を明確にし、できるだけ文章の中の単語を使って解答する。
以上を実践すれば受かります。
午後Ⅱ
午後Ⅱはプロジェクトマネージャーのケース論述問題です。
設問1つに対して、3つ小問あり、
設問アはプロジェクトの概要と特徴、
設問イは問題の主要テーマ、
設問ウは反省点と改善点というのがほとんどのパターンです。
問題を簡単に言い換えると例えば、「プロジェクトのリスクに対応した例を述べよ」とか、「新技術を使った場合の検証についての活用の例を述べよ」とかです。
この論文は経験に基づいていてもいいし、空想のストーリーで記述しても構いません。空想のストーリーの場合は私があとで記述するテンプレートを真似してみてください。
また、全部で約3000字くらいの論文を書くので、PC作業に慣れてしまった私は手が驚くほど疲れました。。そこらへんも含めて1回は練習してみるといいでしょう。
【対策法】
①アイテックIT人材教育研究部(著)の「プロジェクトマネージャ合格論文の書き方事例集」(アイテック)という参考書を2周しましょう。
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②論文のテンプレートを作成する(下記テクニックを参照)
③テンプレートをもとに過去問の各論文テーマについて解答を構成する、1〜3問は実際に書く。
【テクニック】
①設問アのプロジェクト概要・特徴のテンプレートを作成して問題に合わせて付け足し、使い回す。
基本的なテンプレートとしてはこれくらいでしょう。これをもとに設問に合わせてオプションを付け加えてください。かなり有効に使えます。
②最初から文章を書こうとは思わないこと。各設問においてのストーリーを簡単なメッセージでまとめてから実際に論文を記述するようにしましょう。
③設問ウの反省点・改善点は時間がないと予想されるため、「次回より効率よくするためには?」という観点で素早く、とにかく書き切ることを考える。
まとめ
この記事に書いた攻略法を実践すれば、プロジェクトマネージャー試験には合格間違いないです。
しっかりとスキマ時間でも勉強時間を確保して、高度IT人材として市場価値を高めましょう!
この記事を閉じたら、すぐに実践しましょう。