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【書評】前田裕二『人生の勝算』要約と感想〜当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける!〜

こんにちはRyuです。

今回は尊敬している起業家であるSHOWROOM社長、前田祐二の「人生の勝算」について紹介します。

以前に石原さとみとも熱愛報道が出た前田さんですが、人格者でありかなり優秀な方で、同じ大学の先輩でもあり、昔から尊敬しています。

この本では、前田さんの人生とビジネスの本質について書かれています。

 

「人生の勝算」の要約

第一章 〜人は絆にお金を払う〜

・コミュニティはどんなビジネスにおいても重要になる

 →理由①:人はコンテンツの価値より絆があるものにより価値を感じるため

 →理由②:コミュ二ティ形成は後天的な努力によって決まるため

・コミュニティ作りにおいては補いたくなる不完全性と常連客が重要。

 →そうしたものがコミュニティの物語を作りさらに絆を深めていく

 

第二章 〜SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントの形〜

SHOWROOMはヴァーチャルライブ配信事業を中核にしている。

 →共感を呼ぶことで、特別な才能やルックスがなくても努力と工夫次第でファンを作ることを可能とする。

SHOWROOMによって生まれや才能に関係なく、どこの誰であっても努力や工夫次第で成り上がることが可能になる時代を作っていきたい。

 →正当に努力が報われる場所を広げていく。

第三章 〜外資投資銀行でも、求められたのは「思いやり」〜

投資銀行時代に先輩に教わった事はとにかく人に好かれること

 →人に好かれたければ人を好きになることが絶対条件。無条件に人を好きになることで好循環が生まれる。

当たり前の事を圧倒的なエネルギーでやり続ける

 →当たり前を徹底的にやり続けるだけで、他の人とは圧倒的な差がつく。

・コミュニケーションとはさらけ出すこと

 →ビジネスにおいてプライドは必要ない。仕事を頼みたくなるのは人情や愛嬌といった人間的な要素が大事。

・ハードスキルより重要なのは人当たりのセンス

 →ビジネスの世界では優れたスキルや高度な情報を持っている人は代替可能。ピックアップされるのはいつでも好かれる人。人当たりのセンスに長けている事は組織の中で大きな差別化になる。

 

第四章 〜ニューヨーク奮闘記〜

・ニューヨーク時代にトップ営業マンになったが、親戚の兄の死で自分を見つめ直す。

 →世の中に代替不可能な価値をもたらしたいと思い会社を辞めて起業しようと志す。

・モチべーションはどんな仕事術にも勝る

 →モチベーションで万事が解決するわけではないが目的を達成するための燃料になる。

・決めていることの強さ

 →人生の質を高めるのは選択と集中。人生のコンパスを持ってそこに向かって突き進むことが大事。

 

第五章 〜SHOWROOM起業〜

投資銀行でトップの営業マンでも事業外車における経営能力やオペレーション能力は全く別物。

 →DeNA会長南場さんに勧められDeNAで修行することに。

・中国で流行り始めているライブストリーミングを参考にSHOWROOM起業

・起業には絶対に揺るがないビジョンの見極めが重要

 →起業には必ず失敗がつきまとう。その時に立ち返るビジョンが必ず必要になる。

 

最後に

・人生には幾度も試練が降りかかってくるものだがその壁を打ち破っていく過程で2つの大事なことがある。

 1つ目は、他者に対する想像力共感力といった思いやりの気持ちを持つこと。

 2つ目は、人生の価値観や向かうべきベクトルを明確に持つこと。

・自分自身の幸せと事業が世に果たす価値を結びつける

 →そこにより大きな幸せや、生きがいがもたらされる可能性をひめている。

 

【コンサル流】「人生の勝算」の感想

前田さんの人生にはドラマが詰まっている。若くしていろいろな経験をしていてその深さには追いつけないと感じてしまう程です。

ただ、「人生の勝算」には、誰にでも参考にできる点がたくさんある。

1つ目は、まず人を好きになり、人に好かれること

→先輩にコンサルは究極の水商売であると言われたことがあるが、人に好かれて仕事をやりやすくしたり、仕事を獲得することがとても重要です。他の業界でも人に好かれる能力は何にも変えがたいスキルです。まずは「人を無条件で好きになること」。これは今からでも始められる努力で、真似しようと思った。

2つ目は、当たり前を徹底的にやり続けるだけで、他の人とは圧倒的な差がつくということ

→当たり前は意外と難しい。コンサルの私でもクライアントの業界についての本や技術に関する論文を毎日日課として読む努力はしていない。当たり前のことを当たり前に。これがどれだけ難しいか身に染みる。ただ、継続して必ずやる。今日から難しい内容じゃなくてもいい。何かを始めよう。

3つ目は、人生の価値観や向かうべきベクトルを明確に持つこと

→人生で深く悩んでしまう試練というものには絶対に誰もが経験する。そこでは人生の目的を考えることが必要。そのためにも自分の幸せを徹底的に分析し、ぶれない軸を持とう。私もお金によって選択肢が狭まる人生にはしたくないし、世の中をより便利にするサービスを作って事業を行いたいと思っている。そこに立ち返ることができれば、今の仕事に対して目的を持ってパワーを注ぐことがきる。

まとめ

私が尊敬する前田さんの「人生の勝算」とてもオススメです。

彼が、思う価値観や人生観はきっとあなたの考え方や日々の生活に良い影響を与えてくれます。

本の値段以上の価値があるので是非手にとって机に置いてください。

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